塗り替え成功の法則 
そろそろ塗り替えを考えたいけど、どこに頼めばいいのかわからない。
大きな出費だから、大切なマイホームだから失敗したくない。
1. 塗り替えの目安

各部の色あせ、ひび割れ、
腐り、カビ、

チョーキング、サビ、剥がれ

2. 信頼できる営業マン

お客様本位か

契約を急がせるのはダメ

価格だけはダメ

3. 会社の所在地

地元で事務所を構える

自社施工

施工実績を公開

4. 専属の職人

職人による一貫した施工

5. 見積り・契約書

工事内容が明確

複数の塗料(プラン)を提示

塗装面積が明確

6. 価格と内容

適性な診断

塗料の仕様と工程が明確

7. 適性な下地処理

劣化状況、築年数に配慮

 

塗り替えの目安

今すぐ塗り替えをしないと 「屋根から雨漏りするようになりますよ」 「壁がはがれ雨漏りしますよ」 「家の柱が腐ってしまいますよ」 訪問販売の営業マンに、そんな言葉で危機感をあおられた経験はありませんか? 半永久的にもつ外壁・屋根はありませんし、外壁・屋根に合った適切な時期に適切な塗り替えをすることで、建物を劣化から守ることができます。しかし、塗装表面の劣化だけで建物そのものがすぐに危険な状態になるとは限りません。危機感をあおって契約を急がせる言葉には乗らないことが大切です。 そこで、適切な塗り替え時期とは何時でしょうか。それは建物が出す信号によって知ることができます。
チョーキング
チョーキング

壁の表面を手でこすってみると、白い粉状になっているのがチョーキングと言われる白化現象です。塗装表面が自然現象で劣化し、本来の艶を失ってしまうとこうなります。表面塗膜がそろそろ寿命という典型的な症状です。 ※チョーキングは艶あり塗装の場合のみ現れ、艶なし塗装の場合にはまた別の見分け方があります。

カビ・藻

湿気が直接的な原因であることは言うまでもありませんが、結露などが原因となる場合もあります。防水性がなく水気があるのでコケ、藻が発生します。

色あせ

直接紫外線を受けやすい場所から色あせが出てきます。

クラック
亀裂・ひび割れ

モルタル壁は年月の経過とともに水分を失い、表面にひび割れを起こします。ここから建物の中に水が入ると、構造体を腐らせる原因になるため、適切な処置が必要です。サイディングボード壁では基本的にひび割れはありませんが、張り合わせ部分に打たれたコーキングが年月を経ると硬化し、亀裂ができてきます。この切れ目から漏水すれば、やはり建物の構造体を腐らせてしまいます。

カビ

屋根

色あせ

屋根の劣化の特徴として一番よく見受けられるのが、色あせです。雨・風・紫外線などに直接さらされる屋根は傷みやすい部分です。

サビ

表面だけにとどまっている間はいいのですが、放置すると内部まで侵食し、塗装だけでは対処できない場合もあります。

カビ

コケ、藻などが発生していると防水性はないものと考えてもいいでしょう。写真のような状態が確認できるようであれば、早期処理(診断、塗装など)することをお勧めいたします。

木部

木部、破風板
はがれ

木部で特徴的なのは、はがれです。木が呼吸していて、中から空気を出そうとするため、塗装表面が劣化して弱くなっている部分からはがれてきます。

腐り

漏水などによって木が腐ってしまう現象です。雨や太陽光線で表面が劣化した破風板は、非常に水分を吸い込みやすい状態にあります。

その他

雨戸のサビ
雨戸

雨戸は焼付塗装の工場製品ですが、年月とともに色あせなどが見られるようになります。

樋受けのバンドや金具が錆びていたり、塩ビ管が硬化して割れる場合もあります。

軒裏

軒裏は湿気の影響を受けやすく、カビ・藻などの自然現象が見られます。

2. 信頼できる営業マン

営業マンが「契約を取りたい」という思ことは当然のことです。しかし、「契約さえ取れればいい」「数字が上がればいい」という営業マンと、「いい仕事がしたい」「契約していただいたお客様の喜ぶ顔が見たい」という営業マンでは、契約後の対応に大きな違いがあります。話しぶり、雰囲気、話の内容などをしっかりチェックして、信頼できる営業マンを見極めましょう。

営業マンの中には「うちはメーカーと共同開発したオリジナル塗料を使っていますからお値打ちです。20年30年、いえ半永久的にもちますよ」「今日中に契約していただければ150万円のところを100万円に値引きします」などという営業トークを展開する人もいると耳に入ります。 しかし、現時点で20年以上大丈夫と太鼓判を押せるような塗装は存在せず、大手塗料メーカーで最高級の仕様をしても、メーカー保証は10年です。また50万円も値引きして利益が確保できているなら、それは最初の値段設定が高すぎるか、手抜き工事をするつもりなのかもという疑念が生じます。 営業マン見極めのポイントは「営業マンの都合ではなく、お客様の立場に立って物を言っているかどうか」。お客様のことを第一に考えているなら、無理に契約を急がせたり、価格だけで気を引こうとしたりすることはまずないと考えて下さい。あせらず、ゆっくりと営業マンを選びましょう。

3. 会社の所在地

ちょうど塗り替えをしたいなと思っていたところに、タイミングよく訪問販売の営業マンがやってきました。話をしてみると感じもいいし頼んでみようかという気持ちになって、営業マンが帰った後もう一度名刺を見ると「あれ、こんな会社あったやろか」。とにわかに不安になり、私たちのような地元の会社に相談してこられるケースが時々あります。 非常に残念なことですが、事務所も構えず、お客様からの注文を安い値段で下請け業者に流し、不具合や手違いが起きた時には元請会社は消えてしまっている。そんな悪質なケースがこの業界ではいまだに無いとは言えません。そういう一部の業者の存在が、塗装業界全体の社会的信用を大きく失墜させています。 このような悪質な業者に騙されないためのひとつの手段として、地元でちゃんと事務所を構えているかどうか、自社できちんと施工をしている会社かどうかをまず確かめられることをお勧めします。

地域に根を下ろし、自社で施工をしている会社は「おかしな仕事をすれば地元に居られなくなる」と思って仕事をしています。ですから、その場限りの仕事をすることはまずありません。 これまでの施工実績も喜んで見せてくれるはずです。「見せて」と言ってみてください。 それですぐに答えが返ってこなかったり、うやむやにしようとする会社はどこか後ろめたいところがあると考えて、うかつに契約しない方がよいでしょう。

4. 専属の職人

地元に根を下ろしていることに加えて、自社で施工をしていることが業者選びのポイントと申し上げました。なぜ自社で施工していることが大切なのか。それは、会社に専属の職人がいるということを意味するからです。 もし会社に専属の職人がいなかった場合にはどうなるか。仕事は下請会社に依頼されることになります。そうなればお客様の大切なお金はその時点で減り、下請会社はその減った予算の中でやりくりしなければならなくなり手抜きにつながりかねません。さらには下請から孫請けと仕事が回されることも、この業界では珍しくないのです。

職人というのは基本的にものをつくる人ですから、手間ひまかけていいものをつくりたいと思っています。誰も見ていなくても、細かいところにこだわった仕事をするのが職人気質というものです。

しかし、その職人気質も環境が整っていないところでは発揮することができません。 職人が安心して腕を振るうことができるのは、塗り替えの最初から最後までを一貫して行うことのできる自社施工・自社職人の会社だということを、ぜひ覚えておいて下さい。

5. 見積り・契約書

チラシなどではよく「1㎡あたりの塗装費○○円」といった書き方で提示されていますが、実際には足場を組む費用や高圧洗浄の費用など、塗り替えには様々な費用がかかります。

どのような作業を行うかは、建物の形状や状態によって違いがあるため、見積書と一緒に建物の調査診断書を提出してもらうようにするとよいでしょう。 見積りはまずは全体の総額を見積もってもらい、そこから不必要な部分を削除されることをお勧めします。コストが気になって「今回はここはしなくてもいい」とおっしゃる方もおられますが、全体がきれいになると、今まで気にならなかった部分が汚れて見えたりするものです。

また何度も足場を組むのは不経済なので、足場が必要な箇所はなるべく一度に済まされた方が、結果的にはコスト削減につながります。 強調しておきたいのは、不明な点や確認したいことを、遠慮せずどんどん聞くことが大切だということです。ここでしっかりとコミュニケーションをとっておかないと、後々不満が残る結果になりかねません。

そして見積りに納得し、いよいよ仕事を任せるとなったら、工事規模の大小や金額に関らず、必ず契約書を取り交わしましょう。言った言わないのトラブル、追加請求などの問題を防ぐためにも、工事範囲・金額・支払い条件・工期などを明記した契約書が不可欠です。

6. 価格と内容

塗り替え費用決して安くないものです。しかし、電化製品や自動車のようにカタログもなければ商品もありません。そして定価もないに等しいのです。家の大きさ、形状、建材が違う上に、下地の状況や傷み具合によっても価格は変わります。また、どのような材料を使い、どのような工法で施工するかによっても違ってきます。 例えば、下地処理に大きな重点を置くならば、サビ落としや、古いコーキングの撤去及び新たなコーキングなどの工程を経ずに、塗装に入ることはありえません。しかし仮に、この工程を踏まずに塗っても、塗った直後の仕上がりは同じように見えるものなのです。完成間近では、下地処理をほとんどしない業者と適性施工業者の差がわからないのです。

その差は、塗ってから1年、2年、3年目には歴然としてきます。3年目にしてすでにひびわれている壁面。何のために塗り替えをしたのでしょうか。 一つ一つの工程を間違いなく行ったことを確認していただくための「塗装工事完了報告書」、工事完了後の「工事保証書」の有無を確認されることをお勧めします。一般的に保証期間は5~12年間です。

価格だけを売り物にする会社よりも、そのお金を何に使うのか、そのことによってどうなるのかを、信念をもって説明できる施工会社を選ばれることをお勧めします。

7. 適性な下地処理

下地処理がどれほど重要かは、塗装のプロであれば皆、身にしみて知っていることです。たとえ1缶10万円以上する高級な塗料を使っても、下地処理をおろそかにすれば、2~3年で剥がれたり、錆が発生することがあります。

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